内科・消化器科、循環器科
     つかさ内科クリニック



検査費用・検査計画



◆検査費用(健康保険適用、3割負担の場合)

<患者さんに応じ使用する薬の違い等が生じる為、費用は概算になります>

・胃カメラ
  初めて来られる方で胃カメラを受けられるだけの場合、5000円前後です。重大な病気の疑いがある場合は病理組織採取を行って病理医に調べてもらう必要がある為、概ね二倍(10000円前後)になります。

胃のポリープは経過観察のみで可の事が多い為、内視鏡的手術の適応例はは大腸に比べると遙かに少なくなります。疑わしい病変が見つかった場合、まず病理組織検査を行い、結果を見て行うかどうか見定めます。費用は20000〜30000円です。

  ヘリコバクター・ピロリ感染症の検査には多くの方法がありますが、簡易的な検査では1000円〜2000円程度の加算になります。

・超音波検査
  胃カメラの前に超音波検査を行っておくと、腹部臓器全体の精査になります。2000円弱の加算になります。
  頚動脈エコーの場合でも同程度の費用になります。
  心臓のエコーの場合は3000円強となります。

・大腸カメラ
  通常は、初診時に前処置(腸を洗う処置)の御説明と、検査薬、検査食の処方を行います。了解いただければ、採血にて感染症検査を行います。この時に4200円程度かかります。御相談により検査や処方の一部を省略する事も出来、最低限の内容では1200円程度になります。但し、前処置不十分となり、検査精度も落ちる可能性があります。
  検査の当日は通常、予め決めた検査時間に来院いただきます。全く病気がなければ、検査のみの費用にて6000円程度になります。
  但し、ポリープ(腺腫)が見つかった場合、大腸のポリープはある程度の大きさになるとがんになるものが多い為、大抵の患者さんはその場で治療を希望されます。その場合、内視鏡的手術となりますので、病変の部位、
数、性状などにより20000〜30000円強となります。

・血液検査
  基本的には胃カメラ、大腸カメラとセットで感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、梅毒)を行いますが、希望しない方は省略する事も出来ます。一方、詳しい検査を希望される方は、同時に成人病など心配な病気のチェックをする事も出来ます。内容によりますが2000円〜4000円程度の加算になります。

・呼吸機能検査
  隠れた喘息、肺気腫などの肺の病気を見つけます。1000円強程度の加算になります。

・動脈硬化検査

  歩くと疲れやすいような方で、足の動脈の状態を調べます。動脈硬化の状態(血管年齢)も同時に判定できます。400円程度の加算になります。

※胃カメラ、腹部超音波、大腸ポリープ手術、血液検査等フルセットで30000円強になります。これまでに40000円を超えた事はありません。

健康保険の規則上解りづらく、申し訳ありません。
なお規則上、患者さんにお支払いいただく費用は医学的な必要性から発生したものとなりますので、当方で勝手に値上げしたり、値引きしたりすることはできず、健康保険制度で決められた費用を必ずお支払いいただく事になります事を御了解下さい。


◆検査計画◆


 命に拘わる心配な病気として、がん、脳卒中、心筋梗塞があります。
 
 当院が得意とするがんの検査は後述する事にします。


◆脳卒中(脳梗塞、脳出血)を防ぐ手段

  近年モラルの低下により、定期検査の必要のない患者さんでも「半身不随になるかも知れない」等と不安をあおり、お金儲けの為に不必要な
MRI検査を半年に1度というような高い頻度で受けさせる医療機関があり、問題になっています。
 確かに、脳梗塞は怖い病気です。

 
MRIをこまめに受けておけば防げるでしょうか。

 答えは「ノー」です。年齢を重ねれば、殆どの方にラクナ梗塞といわれるような、微小な脳梗塞が起きてきます。

 こういった脳梗塞に対して何度MRIを受けても、脳梗塞の発生を防ぐ事は出来ません。

 また、このような微小な脳梗塞は麻痺を生じるような怖い事はまずありません。加齢現象と思えばよいでしょう。
 
 頭痛、しびれなど、症状のある方の場合、脳動脈瘤などの体質的な血管異常が隠れていることがある為、「一生に一度く
らい」はMRIをお勧めします。この場合、良心的な信頼できる医療機関を御紹介します。

 半身不随になるような「怖い」タイプの脳梗塞は、脳虚血による前触れがある事もありますが、病気自体は「突然」起きる為、夜中でも救急対応が必要です。MRIは脳梗塞発症後間もない時間から診断が可能であり、MRIが本領を発揮するのはこういった場合です。出血を伴って緊急手術が必要な場合もありますから、脳梗塞が心配な方は、「緊急手術が可能な」信頼できる病院にカルテを作っておかれるといいでしょう。当院より御紹介可能です。

 脳梗塞で半身不随等の障害を残したり、命を落とす可能性を減らす為には、高血圧、高脂血症、糖尿病などの成人病の治療という基本に戻ります。心房細動、頚動脈硬化症も原因の一つで、これらに対しても注意します。

 
頚動脈エコーはより簡便な検査です。異常所見があれば3ヶ月から半年に一回の検査が妥当です。異常所見がなければ数年間放置しても大丈夫です。異常所見がある場合、頚動脈の血管内手術を検討する事もあります。

◆心臓病(心筋梗塞など)

心筋梗塞は心臓の血管が詰まる病気で、慢性的な症状を経る場合と、突然発症する場合があります。慢性的な症状や
心電図異常がある場合は、運動負荷心電図を行いますが、心電図上運動が危険と考えられる場合、CT冠動脈造影や、心臓カテーテル検査を検討します。
心電図で異常がなければ一年に一回でよいでしょう。異常所見を認める場合は、場合によっては治療と併行して頻回に心電図検査を行います。

・内科
・生活習慣病
 この場合、投薬は状態に応じ1週間〜1ヶ月に一度、採血は年齢や病状に応じに1ヶ月〜半年毎程度に行っています。

 心房細動といわれる不整脈は増加傾向にあり、心臓の中の血栓が剥がれ落ちて脳梗塞を発症する危険がありますから、きちんと管理する必要があります。高齢の方ほどきちんと服薬し、月に1度は採血して薬の効き目を確認する必要があります。
 その他の不整脈も含め、数ヶ月に一度のホルター心電図が必要です。一般的には、当初は比較的まめに検査を行い、次第に検査間隔を広げていきます。


◆消化器疾患

・胃の病気
 胃潰瘍は特に新しいうちはがんとの区別が完全にはつきません。診断時と、2週間后の治りかけの時点、1〜2ヶ月後の治癒後の時点の3回の検査が原則として必要です。検査を怠ると、万一がんであった場合に、最近の強力な抗潰瘍薬の作用で急激に進行がんになってしまう可能性があります。

 胃の検査をすると、必ず様々な程度で慢性胃炎の所見があります。これは年齢によるものではなく、ピロリ菌感染症によるものが殆どです。

 ピロリ菌陽性の方は、除菌治療後も、忘れずに年に一度の胃カメラを受けて下さい。40才以下の方も定期検査が望ましいでしょう。

 ピロリ菌陰性の方も、絶対にがんにならないというわけではありませんので、40才を過ぎたらできるだけ年に一度胃カメラを受けて下さい。
 
 胃がんは大腸癌と違って突然発生するために扱いにくい性質があり、予防する事は出来ません。しかし早期発見により内視鏡的手術で治癒し、或いは腹腔鏡下手術で短期間に治癒退院する事も可能です。年余にわたり放置すればほぼ確実に亡くなります。

・腸の病気
 小腸のがんは胃や大腸よりも遙かに少なく希ですので、現状では定期検査の対象とはなりません。

 大腸がんは非常に多く、早期に見つければ治療も容易ですので、症状や家族歴など、多少とも心配のある方まず大腸カメラを受けて下さい。そしてポリープが見つかって治療を受けた場合、一年後に一度経過観察を行い、異常がなければその後は2年毎に忘れずに大腸カメラを受けて下さい。
 これにより、大腸がんで命を落とす心配はほぼなくなります。

・その他の消化器疾患
 胆のうポリープ、胆のう結石症等では、状態によりますが安定していれば半年〜1年毎の検査でよいでしょう。但し診断不確定であったり病状不安定な場合は、検査間隔を密にします。

 なおC型・B型慢性肝炎では肝がんの早期発見が重要になります。3ヶ月〜半年に一度の腹部超音波検査が妥当です。
  


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