当院における症例

当院では、当然ですが、全例十二指腸の奥深くまで精密検査を行っています。

胆汁と膵液が、十二指腸の中程のファーター乳頭という開口部から分泌されます。上の画面左上がその部分ですが、腫大し、異常所見とわかります。組織検査で前がん病変という事がわかり、更に検査して病状を調べ、病気の部分を切り取る事となりました。写真の病変に関しては入院治療が必要ですので、紹介入院となりました。術者の技量等によっては一見同じ胃カメラの検査を行っても省略される事も多い場所です。また、発見が遅れがちで、手遅れになると非常に厄介な場所です。この患者さんは命拾いされたと言ってよいでしょう。

ある患者さんが来院されました。症状は、「何だかむかむかする」といったものです。
胃カメラを施行すると、写真のように、



食物が固まって胃の出口を塞ぎ、胃の中は食物残渣だらけでした。
当院で直ちにこの塊を取り除きました。

この方の場合は、胃腸の閉塞を防ぐ金属製の網が装着されていたので、
このようになったと思われます。
しかし、一見健康な方でも、胃の中に塊ができてしまうことはそれ程稀ではありません。


これはアニサキスという寄生虫です。頭から胃壁に入り込んでいます。当院で、経口的にその場で取り出しました。


流行の「経鼻内視鏡」で取り出し、万一構造の複雑な鼻腔内で虫体を落とし、更に副鼻腔に迷入したら・・・どうしましょう!?
学術的には少々面白いストーリーかもしれませんが、患者さんにとっては・・・?

ところで、、経鼻内視鏡は非常にラクでしょうか?経鼻内視鏡を実際に受け、不満を持って当院受診された方も少なくありません。経口でも経鼻でも、全くの「しらふ」では苦痛の個人差が大きいのです。

学会レベルでは、患者さんが楽な順に並べると

鎮静下経口(当院の方法) > 経鼻 > 通常の経口

という統計が発表されました。

検査しながら話が出来る・・・果たして有難い事でしょうか?将来、CT、MRIも話をしながら検査するようになるでしょうか?

患者さんが画像を見る事が出来ても、患者さんは残念ながら診断は出来ません。
検査に責任を持つのは医師です。

どうせ検査を受けるなら中途半端な検査を受けず、
内視鏡のプロ=経験豊富な内視鏡専門医に任せてみては如何でしょうか?


当院では、神戸市全域、更には関西圏から内視鏡検査を目的とした患者さんに来院いただいています。

また、地域の中核的診療所として機能し、公立病院等の負担を軽減しています。
今後、更に可能な限り診療機器等の充実を図るよう努力してまいります。


来院いただければ、当院で発見された多数の病気を供覧します。



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